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マカ

マカの故郷を訪ねて

ペルー共和国を訪れた人は、あと2回は必ずまたやって来るといわれています。
私も、アマゾンの薬草調査を目的として仕事をしておりましたが、ペルーは自然の宝庫、文化遺産の宝庫、農産物の宝庫、鉱物資源の宝庫、さらに水産資源の豊かさ、アンデス山脈高地に生息する不思議な野菜、カシミヤを上回るビクーニャ、アルパカなど家畜の放牧、そして、このアンデスを舞台にした素晴らしい名曲など、何をとっても興味深いことばかりで、滞在中、感動の連続でした。隣の国、チリの人たちは、ペルー人は黄金のイスに座った乞食だと口悪げに言っていたそうです。

そういえば今でも、うなづく点が、数点残っていると思います。こんないっぱいの自然に恵まれ、食べ物が豊富なのに貧困な人があまりにも多いこと、計画的な国策と経済ビジョンが、うまくかみ合っていないこと、外国からの投資が少ないことなどが実感として印象に残りました。これではますます貧富の差がひろがり、治安も再び不安定になっていくのではと心配しています。

ヨーロッパの飢餓から救ったジャガイモは有名な話ですが、トウモロコシ、ピーナッツ、ピーマン、パパイア、イチゴに至るまで、数千種の植物・作物の原産国になっていたとは知りませんでした。
大阪人の食い倒れ根性にはピッタリで、とにかく食べ物がおいしい国、人なつっこい国、プレインカ(インカ文化の前)の文化遺産、美術品の数々がまた素晴らしく、紀元前の高度技術によって作られたといわれる作品をはじめ、とても信じられない不思議なものが多い、とにかく面白い国です。(まず地球儀を回して下さい)

それではアンデス山脈高地で育つ、不思議なマカという植物の根を粉にした純正カプセルを皆様にご紹介します。
これは秘薬というよりも、山岳地帯の最も優れた食べ物であるとお考え下さい。栄養価の非常に高い食品は、世界中にいくらでもありますが、さすが、ペルー食料宝庫のNo.1だけあって中身の食成分が他の食品と比べかなり違います。


男女子人形マカ錠剤



私は今回の調査で、アマゾンの秘薬といえばウーニャ・デ・ガトがNo.1であり、そしてアンデス山脈のマカは大変すぐれた食品であることが判明いたしました。

プレインカ時代から食用としてきましたが、このマカは高地の厳しい環境で育ち、上質のものになれば連作ができないという性質があります。昔から、芋類のように大量耕作ができなかった理由で、一部の権力者や特権階級者の貴重な食べ物だけになっていたようです。
写真のように、葉っぱは人参に似にており、根の部分はイチジクを見立てたような形をしています。食用にするのはこの根の部分になります。


マカの葉っぱマカ芋・根マカ芋・断面図

厚生省建物

現在は、ペルーの貴重な輸出品目の1つになっており国策で人工栽培が活発に行われています。このようなことから、マカを丸ごと煮込み料理等の食材にも使用しますが、ほとんどが健康食品用の原料として生産されています。

政府農業省は民間企業に対し、積極的に生産を進め貿易を促しています。輸出先はアメリカ、ヨーロッパ、日本が中心になっていますが、錠剤、顆粒、カプセルなどのマカ原料の品質管理に神経をとがらせています。原料ルートの不明なものもあり、これらの中には、トウモロコシの加工粉が70%以上混入していたという話もありますので、消費者単独での代行輸入等にはとくに注意が必要です。

マカの医食同源というべき効果

マカの効果

 マカの人気はどうして・・・

1532年、スペイン人の策略によりインカ帝国は、滅亡しましたが、ときの帝王には、500人とも600人ともいわれる側室がいて、帝王の子供が300人以上もいたと伝えられています。 ただし、インカは文字をもっていなかったのでうのみにはできませんが、それにしても、精力絶倫と言わざるを得ません。今では、極めて優秀な食品としてNASAの宇宙食品の1つに数えられています。

もう1点は、アメリカのバイアグラ事情にあります。1錠1000円程度で流通しておりますが、医者の処方箋もなく飛びついた人の相次ぐ死亡事故により、安くて安全なペルーのマカが注目され始めました。バイアグラは勃起力を爆発的に高める、いわば男性の起爆剤的な化学物質になりますが、マカは3〜7日くらいかかって体内に蓄積した栄養源と性ホルモンの刺激作用により性欲が現れ、勃起力を高めます。

体力増強・性生活の質の改善に女性の方にも効果があり、副作用は全くなく、男女で常用することができます。

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